愛知県知立市の耳鼻科 松井みみはなクリニック 〒472-0055 愛知県知立市鳥居1-12-13 電話番号 0566-81-8711


 松井みみはなクリニック  アレルギー性鼻炎の治療作戦

作戦いろいろ あきらめないで

 アレルギーとは、“ある特定の物質が、ある特定の人にだけ示す反応のこと”ですから、アレルギーを起す原因物質(ホコリ、ダニ、スギ、ヒノキの花粉など)に近づかないことが、最良の方法と言えましょう。ただし、それは、家の掃除や、マスクの着用、うがい、洗眼などで、ある程度は可能であっても、実際はなかなか難しいのが現状です。
 そこで、以下の方法があります。


1) 予防薬;まず1度出てしまった症状(くしゃみ、鼻水、鼻づまりなど)をとにかく抑える薬があります。一般に市販されている薬が、だいたいこの手のものです。ただ、これらの薬は、眠気やのどの渇きなどの副作用が強く、なかなか使いづらいのが実情です。従って、特にある特定の季節に限って症状の出る人には(スギ花粉症など)、その症状が出る2〜3週間前に、予防的に内服を始めることによって、かなり症状を抑えることが可能です。従って、是非とも、発症2〜3週間前の耳鼻科受診をお勧めします。なお、この手の薬は市販されておりませんので、必ず、受診された上での処方となります。
状態が安定していれば、最大90日分まで処方可能です

2) レーザー治療;最近注目されている方法です。これは、鼻の粘膜を局所麻酔したのち、レーザー光線を粘膜に照射して、反応を起こす部位をなくしてしまうことを目的とした方法です。麻酔は、ガーゼを鼻に入れるだけの簡単なもので(ガーゼの挿入時には、若干の痛みを伴う場合があります)、処置そのものは数分で終わり、痛みも殆どないので、小学生の方でも充分可能です。ただ、この方法は、数年経つと元に戻ってしまいますので、永久に治ると言うわけには行きません。また、100%効果を保証するものではありません。料金は、3割負担の方で、保険適応で10000円強です(中学生以下など、0割負担の方は、もちろん無料です)。しかし、1年中苦労している方、薬の効果が悪い方や、投薬を希望しない方、妊娠中の方などでは、一度試してみる価値はあると思いますので、お気軽に、院長または受付までお問い合わせ下さい。
こっちも見てね。やってる風景の写真が載ってるよ

ただ、粘膜を焼いた後の写真だけ見られれば良い という方は、こちらをクリック(ただし、勇気のある方限定)
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3) 手術;どうしても鼻づまりが強く、鼻で呼吸ができない方には、手術によって鼻の粘膜を削り取ってしまう方法があります。ここまで行いますと、殆ど鼻づまりとは縁がなくなって、非常に快適に過ごすことができるようになります。当院では、日帰りで対応可能ですが、手術後、数日間の自宅安静は必要ですから、症状の強さと、家庭や仕事の状況などを考慮の上、ご検討下さい。
手術直後の、粘膜が切除された場面を ご覧になりたい方はこちらをクリック (ただし、ウンと勇気のある方限定です!)
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4) 脱感作療法;原因物質を少しずつ毎週注射することによって、ある種の抵抗力をつけることを狙った方法です。これは、理論上は、完治するはずですが、効果が現れるのに少なくとも1〜2年はかかり、また、奏効率も5〜6割くらいで、苦労の割には効果が期待できず、最近は、あまり行われなくなってきたのが現状です。


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舌下免疫療法;上記と原理は同じですが、注射ではなく、原因物質を摂取する(つまり、食べる)方法です。スギ花粉症、ダニアレルギーについては、保険適応になっていますので、当院でも、施行できますから、ご希望の方は、遠慮なく当院までお尋ね下さい。それ以外の原因物質については、厚生労働省にて、検討中です。なお、以前は年齢制限がありましたが、撤廃されました。

  以上、ご不明な点は、遠慮なく、当院までお尋ね下さい。
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